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双林寺
「双林寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
双林寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「「平家物語」ぬきほ(言文一致訳)」より 著者:作者不詳
まぎれでてまだ二十三と云うのに花のたもとに引かえて墨ぞめの袖にやつれはてて東山の
双林寺の近所に住んで居られた。此の女房と云うのは大原の民部入道親範の女で左衛門の....
「俊寛」より 著者:倉田百三
す。 俊寛 父を清盛に殺された成経が! 康頼はどうしている。 有王 康頼殿は東山
双林寺の山荘にこもって風流に身をやつしていられます。鬼界が島での生活を材料にして....
「俳人蕪村」より 著者:正岡子規
。 夕立や門脇殿《かどわきどの》の人だまり 夕立や草葉をつかむむら雀《すずめ》
双林寺独吟千句 夕立や筆も乾《かわ》かず一千言 時鳥《ほととぎす》の句は芭蕉....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
。京都を見下ろす東山のみねには、夜ごと兵のかがり火がふえていた。火の線は長楽寺、
双林寺、阿弥陀ヶ峰の端までつらなり、四月に入ると、天を焦がすばかりになった。すべ....