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双翼
「双翼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
双翼の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地は饒なり」より 著者:宮本百合子
だ。 広い広い野原に行きたい。大きな声で倒れるまで叫んで駈けまわりたい。大鷲の
双翼を我に与えよ」 けれども、これ等の断片的の文句よりは、どうかして出されずに....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
《おのの》いた。彼にいわすれば、ドイツとフランスとは、たがいに相補って欧州文明の
双翼となるべきものであった。両者を距《へだ》つる国境は撤せらるべきものであった。....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
近くの懸崖から舞い上った。満身の力を両の翅に籠めて、五たび六たび空を搏つと共に、
双翼に風を張って悠揚自在に翔して行く。視角の仰のくに連れて、直線はいつしか弧とな....