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双輪
「双輪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
双輪の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「映画芸術」より 著者:寺田寅彦
出することを希望してやまないものである。それには高く広き教養と、深く鋭き観察との
双輪を要する事はもちろんである。「レオナルド・ダ・ヴィンチが現代に生まれていたら....
「西航日録」より 著者:井上円了
閑中却多忙、或説礦業或美術、談罷呼茶又挙觴、勿謂五千里程遠、従今旬余到家郷。 (
双輪船は夜に舎港を出航して、轟々たる音とともにはるかな太平洋に向かった。天のかな....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
はこぞって快よさこのうえなしという。) 熱帯圏中路、火輪蹴。 (熱帯圏の航路に、
双輪の船は浪をけちらして走る。暮れなずむ空の雲の切れ間に、夕陽が朱よりも赤く染め....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
見ては、猫背ぎみに、物を案じているといった風。 が、世間では二人を、 “日野の
双輪” と、称びならべて、いずれも、現天皇の寵臣として、兄たり難し弟たり難き者....