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反共
「反共〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
反共の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地図に出てくる男女」より 著者:吉行エイスケ
たのだ。武漢にいる、※演達等の同志に危機が迫り、ボロジンが南昌に去ると、唐生智は
反共産となり、武漢派の共産派軍隊は楊森軍のため敗れ、夏斗寅軍は武漢の背後城外の洪....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
だ。大戦が終ったということもそのとき聴いたし、故国も変ってしまってナチスという、
反共の天下になった事も初めて知った。だが、外地へゆく宣教師には特別の使命がある。....
「五〇年代の文学とそこにある問題」より 著者:宮本百合子
政治動向そのものについてである。」「ここ一年以来の民自党政府のやり方には、もはや
反共のラインをこえて、人間としての権利そのものへの侵犯としかみえないものがあらわ....
「矛盾とその害毒」より 著者:宮本百合子
うと大いに努力している。その自由党の鳩山一郎氏は、日本を救う人民戦線は拒絶して、
反共戦線というものを宣言した。四月六日の『読売報知』には、ヒトラー、ムッソリニ礼....
「本当の愛嬌ということ」より 著者:宮本百合子
けた政府が、非常に努力して愛嬌よくしながら、なにより大切な戦争反対をした共産党に
反共という共同の線を引こうとしていることは信じられないことです。もしそういうこと....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
の急進勢力の進出であるとみて、吉田自由党総裁は選挙直後、組閣行き悩みの際に公然と
反共声明を行った。前項に引用した記者との会見談の内容をみれば、自由党が日本の民主....
「犯人」より 著者:宮本百合子
あったかなかったかさえ公表されなかった。記事は世間に不安なセンセーションをおこし
反共の役を演じたままヤミに葬られた。その前後に十五歳になる少年数名が列車妨害で捕....
「それに偽りがないならば」より 著者:宮本百合子
あります。われわれに対する枠は、いわゆる吉田民自党内閣のわれわれに対する政策は、
反共国民運動によって労働組合を弾圧し、共産党に対する弾圧をする。これは新聞でもは....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
席上で、小山法相は次のような秘密を洩している。ジュネーヴに本部を持つヨーロッパの
反共産党民間団体(之はあの不道徳な国際連盟とは無関係だ)から、わが国の某方面に向....
「放浪記(初出)」より 著者:林芙美子
んなで食べる。 酒の代りに焼酎を買って来る。 平手もて 吹雪にぬれし顔を拭く
反共産を主義とせりけり 酒呑めば鬼のごとくに青かりし 大いなる顔よ かなしき顔よ....
「上海」より 著者:横光利一
。 高重の工場では、暴徒の襲った夜以来、ほとんど操業は停ってしまった。しかし、
反共産派の工人たちは機械を守護して動かなかった。彼らは共産派の指令が来ると袋叩き....