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反射炉
「反射炉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
反射炉の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日光小品」より 著者:芥川竜之介
をしたのや、中には裸体で濡菰《ぬれごも》を袈裟《けさ》のように肩からかけたのが、
反射炉のまっかな光をたたえたかたわらに動いている。機械の運転する響き、職工の大き....
「インドラの網」より 著者:宮沢賢治
ぐいす》いろの原のはてから熔《と》けたようなもの、なまめかしいもの、古びた黄金、
反射炉《はんしゃろ》の中の朱《しゅ》、一きれの光るものが現《あら》われました。 ....
「嘘」より 著者:新美南吉
ていないが、江戸時代の砲術家《ほうじゅつか》で、伊豆《いず》の韮山《にらやま》に
反射炉《はんしゃろ》というものをきずいて、そこで、そのころとしてはめずらしい大砲....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
いるのであります。 江川太郎左衛門が伊豆の韮山《にらやま》に立てたのは有名なる
反射炉であります。江川がその
反射炉を立てる時に最も苦心したのは煉瓦《れんが》であ....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
じところまで、引上げるか、引上げぬかだ。公が、何故、硝子を製造し、紡績機を造り、
反射炉を作り、大砲を鋳造し、異国の科学に、いそしんでおられるか、判るか? 専心、....
「天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
よくねえ。あんたぁ、ズッと御殿山の方に居たんだって? 俺ぁ初め館山で、後になって
反射炉の方へ廻されてね。 加多 そうだとなあ。
反射炉は初手から最後まで先鋒だった....
「斬られの仙太」より 著者:三好十郎
よくねえ。あんたあ、ズッと御殿山の方に居たんだって? 俺あ初め館山で、後になって
反射炉の方へ廻されてね。 加多 そうだとなあ。
反射炉は初手から最後まで先鋒だった....
「島津斉彬公」より 著者:中谷宇吉郎
その時に斉彬公は、まず大砲と軍艦との建造を思い立った。そのためには、製鉄用の
反射炉と熔鉱炉とを造らねばならない。鉄が出来たとしても、大砲の孔《あな》をくるた....