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「反当〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

反当の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
だるまや百貨店」より 著者:宮本百合子
しずつ下うけさせるのであった。織子なら日給だが、そうして内職におろせば出来上った反当りで手間を支払い、しかもそれを機の貸し賃で小ぎった。村で現金はそんな手間働き....
新しき大地」より 著者:宮本百合子
ばならないことである。日本型トラクターの能率は馬耕の二倍、人耕の十二倍で、しかも反当りの費用は人耕の四円五十三銭に比べて僅か一円九十五銭ですむ。 明日の農村の....
或る農学生の日誌」より 著者:宮沢賢治
そこの土性《どせい》もすっかりしらべた。水さえ来るならきっと将来《しょうらい》は反当《たんあたり》三|石《ごく》まではとれるようにできると思う。 午后《ごご》一....
不在地主」より 著者:小林多喜二
呑み百姓ばかりでなしに、なまじッか十町、二十町歩位の田畑を持っている「地主」で、反当りで計算してみても、灌漑費、排水費、反別割、其他の税金、生活費用を見積ると、....