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反歌
「反歌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
反歌の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
でましあらな。 あなたふと、わが大君、しまらくも長閑にいまして、見霽るかしませ。
反歌 大君の御世とこしへによろづよも南の山と立ち重ねませ 夏山の若葉立ちくぐ霍公....
「大和路・信濃路」より 著者:堀辰雄
、すべをなみ、妹《いも》が名呼びて袖ぞ振りつる」と終わると、それがこういう二首の
反歌でおさめられてあります。 秋山《あきやま》の黄葉《もみぢ》を茂《しげ》み迷....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
五条町の南、阪合部村)に遊猟したもうた時、中皇命が間人連老をして献らしめた長歌の
反歌である。中皇命は未詳だが、賀茂真淵は荷田春満の説に拠り、「皇」の下に「女」を....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
さんたら御飯の食べっぷりまでせっかちだと言うから閉口します) 二十日のお手紙の
反歌にはどういうお礼をしたらいいかと思います。どうも代筆の字では現わしにくい。実....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
おいたきり、まだ題名さえも附けていなかった。それをありのままに「蒸しうもの歌|並
反歌」と書き添えて、それなりに控帳を閉して、擲げ棄てるようにして、側の方へ押し遣....
「なよたけ」より 著者:加藤道夫
か嘆かむ、だ。……………知ってるかい、清原。 清原 む。……万葉、巻十三、相聞の
反歌だ。 文麻呂 恋とはああ云うものだよ。僕はそう信ずる。恋とはただ一つの魂を烈....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
ようになって来たのである。 それでは何故に一旦用いられた和歌だったかも知れぬ。
反歌のある方は大方みな近江朝より後の作である。つまり日本の宮廷に漢詩の雅宴が催さ....