反返る[語句情報] » 反返る

「反返る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

反返るの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
婦系図」より 著者:泉鏡花
と目配せする。 覗くは失礼と控えたのが、遁腰で水口から目ばかり出したと思うと、反返るように引込んで、 「大変でございます。お台所口へいらっしゃいます。」 「え....
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
、女の狭い心から差込んでまいる癪気に閉じられ、 若「ウヽーン」 と仰向けさまに反返る。清藏は驚いて抱き起しまして、 清「お前さま帰るなんて云わねえが宜い、さゝ....
活人形」より 著者:泉鏡花
何事でござんすの、と洋燈を点けて据え置きながら、床の間の方を見るや否や、「ン、と反返るを抱き止めて、泰助|屹と振返れば、柱隠しの姿絵という風情にて、床柱に凭れて....