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収奪
「収奪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
収奪の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「刻々」より 著者:宮本百合子
もう一遍、朗吟して、 「この気持だ。――え?」 満州侵略戦争とそのためのひどい
収奪のことも、その戦争の命令者である〔二字伏字〕のことも、人民は見ざる、聞かざる....
「ロシア革命は婦人を解放した」より 著者:宮本百合子
働者農民を大砲毒ガスの餌じきに送ろうとする。働く妻、働く母、働く娘は蹶起してその
収奪に抗争したのであった。 十月革命は大衆の真の要求を代表し、レーニンを指導者....
「一連の非プロレタリア的作品」より 著者:宮本百合子
中にはっきり姿をあらわしている点、特に多くの注意を喚起した。 農村のはてしない
収奪と資本主義の高利貸搾取と二重の重圧によって祖先伝来の樹木さえ失い「樹のない村....
「同志小林の業績の評価に寄せて」より 著者:宮本百合子
「蟹工船」において、日本資本主義の植民地的搾取の真相と、日本海軍がどのように人民
収奪を援助する任務をもっているかということを、生産面においてくまなく描こうとした....
「一九四七・八年の文壇」より 著者:宮本百合子
ばならないと思います。 戦時中農民を主題として書いた作家が戦争遂行のための農村
収奪の方向に協力するばかりで、真に農村の人々の心にはいって作品を書かなかったとい....
「作家は戦争挑発とたたかう」より 著者:宮本百合子
復員者たちは、船から上陸する前に、まず、次の戦争への挑発にあっている。人民生活の
収奪のひどさに苦しむ一般の感情に乗じて、きょうの日本のファシストは左からぐるっと....
「五〇年代の文学とそこにある問題」より 著者:宮本百合子
に答えて上申した文書がある。それらは、侵略国日本が中国人民と中共からかすめとった
収奪物でなくて何だろう。注意ぶかい読者には、一人の筆者が、ある場面では中共の農業....
「ことの真実」より 著者:宮本百合子
憎悪が開拓団に向けられた理由こそは、関東軍が絶対命令で実行させつづけた住民からの
収奪であったのに。きょうになれば、著者の耳目にこのいきさつもつたわっていよう。 ....
「労働者農民の国家とブルジョア地主の国家」より 著者:宮本百合子
七七、四〇 平均、九十六円十一銭の不足である。重い税金と、五割六割の小作料の
収奪はつもりもって、今日の農村の負債を約七十億円にしている。土地飢餓と食糧の不足....
「新しい抵抗について」より 著者:宮本百合子
、ある種の人々の感情はなんだかうんざりしてしまう。本質的には、底をついた植民地的
収奪の生活にうんざりしているその気持が、新聞記事の調子を通して、組合だの、前衛組....
「予選通過作品選評」より 著者:宮本百合子
で百枚目ぐらいから、つかみはじめている。前半の旱魃の状況、その対策、日本人官憲の
収奪の詳細は、百枚からあとにあらわれている。蒙古における敗戦前の日本人官憲の混乱....