»
取り籠め
「取り籠め〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
取り籠めの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「母子叙情」より 著者:岡本かの子
て行く化粧鞄を取って後に従いて出た。 瞬き盛りの銀座のネオンは、電車通の狭谷を
取り籠めて四方から咲き下す崖の花畑のようだ。また、谷に人を追い込めて、脅かし誑か....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
付きしたがっていた横井弥兵衛ら七、八人は、防ぎもならず、逃げもならず、多勢に押っ
取り籠められて膾のように斬りきざまれた。こうして、足利将軍の執事という高武蔵守師....
「仇討姉妹笠」より 著者:国枝史郎
ずり引きずり、梯子を上るお葉の姿が、すぐに月光に照らされて見えた。 松女を中へ
取り籠めて、あやめとお葉と主税とが、刀や短刀を抜きそばめ、闇の二階の部屋の中に、....
「三国志」より 著者:吉川英治
ばれ廻っていた。 けれど、きょうは呉にも、備えがあった。彼は地の利の悪い危地へ
取り籠められた。血路をひらいて遁れようとすると、四方から石が飛び黒風が捲いてきた....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
虜たちへ水のように伝わったので、一とき、 「……ああ、主上もまた」 と、彼らの
取り籠められている獄屋から、無念泣きや嘆声が一せいに洩れたというのは、さもあった....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
いる女。そうだ、子の許へ帰してやろう」 「えっ、せっかく理不尽をしのんで、ここへ
取り籠めておきましたのに、その藤夜叉を」 「そうだ、家来を付けて、三河一色村へ送....