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取る物も取り敢えず
「取る物も取り敢えず〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
んでございます。早くお逃げなさいまし、わたしと一緒にこの宿屋をお逃げなさいまし、
取る物も取り敢えずお逃げなさらなくてはいけません。第一お関所破りだけで、命と釣替....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
《えもの》に手ごたえがありそうじゃ」 「神尾殿の仰せの通り、近頃の雪見、それゆえ
取る物も取り敢えず馳せつけて参った」 「さあ、同勢揃うたら、一刻も早く」 「かけ....
「沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
たから一同無事に上陸したと入電した時の嬉しさは言葉で説明なんか出来ません。それで
取る物も取り敢えず駈けつけて来たのでございますよ……」 ――この一行の探検隊の....