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取崩
「取崩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
取崩の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
ません。曙町の通から吉祥寺前まで、広く取払われて道路になるので、私どもの家並は皆
取崩されるのですから、荷物を山と積上げたトラック、馬力で一杯です。自然|競りあげ....
「里の今昔」より 著者:永井荷風
昭和二年の冬、酉《とり》の市《いち》へ行った時、山谷堀《さんやぼり》は既に埋められ、日本堤《にほんづつみ》は丁度
取崩しの工事中であった。堤から下りて大音寺前《だいおんじまえ》の方へ行く曲輪外《....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
《さんさん》として柳が生茂《おいしげ》っていたが、東京に改められると間もなく堤は
取崩されて今見る如き赤煉瓦の長屋に変ってしまった。土手を
取崩したのは『武江年表』....
「水のながれ」より 著者:永井荷風
たためかとも思われる。吉原の遊廓外《くるわそと》にあった日本堤《にほんづつみ》の
取崩されて平かな道路になったのも同じ理由からであろう。実例としては明治四十三年八....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、安政の地震にさえ何の異状もなかった身が、今晩になって、突然上の方から沙汰なしに
取崩されようとする運命を、おどろき呆《あき》れて手の出しようもない有様。しかし、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
な山があっては、行くに行かれぬと、お客様方よりお叱りでござるによって、早々、山を
取崩して、道筋を平らになさるように……」
「委細承知いたしました、さあさあ、よい....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ての新しい仕事が一つはじまりました。 それは、お銀様の拵《こしら》えた悪女塚を
取崩しにかかっているということです。 これが非常に危険性を帯びた仕事であるとい....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
して近く寄って来て、散乱したのを掻き集めながら、改めて米友と共に、この小銭の山の
取崩しから計算記帳にとりかかりましたのです。 この小銭を、種類によって、ザクリ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
場といっても、それは特にしつらえた建物ではない。暴女王お銀様がこしらえた悪女塚を
取崩して、そこへ構えこんだ与八小屋が、おのずから教場となり、校舎となっている――....
「忘れ形見」より 著者:若松賤子
ろあと》を番していたんです。足利《あしかが》時代からあったお城は御維新のあとでお
取崩《とりくず》しになって、今じゃ塀《へい》や築地《ついじ》の破れを蔦桂《つたか....