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「取置き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

取置きの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
槍をもって突殺した事を存じて居るぞ、其の咎を梅三郎に負わそうと存じて、証拠の物を取置き、其の上ならず御舎弟様を害そうと致した事も存じて居る、百八十余里|隔った国....
白くれない」より 著者:夢野久作
へ。臭くとも他人の垂れしものには非ざるべしと云ふ。扨は彼の時の珍花の種子を此男の取置きしものなりしかと思ひけれども、何とやらむ云ひ負けたる気はひにて心納まらず。....
連環記」より 著者:幸田露伴
るが如くであった。定基は其の傍に昼も居た、夜も臥して、やるせない思いに、吾が身の取置きも吾が心よりとは無く、ただ恍惚杳渺と時を過した。古き文に、ここを叙して、「....