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取詰め
「取詰め〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
取詰めの前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「陽炎座」より 著者:泉鏡花
もあるんですって、……心掛けたじゃありませんか。惜まれる娘は違うわね。 ぐっと
取詰めて、気が違った日は、晩方、髪結さんが来て、鏡台に向っていた時ですって。夏の....
「葛飾砂子」より 著者:泉鏡花
上らない日があるようになった。 扱帯の下を氷で冷すばかりの容体を、新造が枕頭に
取詰めて、このくらいなことで半日でも客を断るということがありますか、死んだ浮舟な....
「天守物語」より 著者:泉鏡花
に討たるるのは口惜い。(夫人の膝に手を掛く)さ、生命を、生命を――こう云う中にも
取詰めて参ります。 夫人 いいえ、ここまでは来ますまい。 図書 五重の、その壇、....
「南地心中」より 著者:泉鏡花
って光ったって騒ぎです。 そのかわり、火のように舞い澄まして楽屋へ入ると、気を
取詰めて、ばったり倒れた。後見が、回生剤を呑まそうと首を抱く。一人が、装束の襟を....
「雪柳」より 著者:泉鏡花
り、胸に、六ところ、剃り落しても剃り落しても赤斑の毛が生える、浅間しさ、情なさに
取詰めた、最後は、蜑女の絵が抜出したように取乱して、表二階の床の掛軸「喝」という....
「吉原新話」より 著者:泉鏡花
て、こりや思懸けない、と相応に苦労をしました揚句、まず……昔の懺悔をしますような
取詰め方で、ここを頼んだのでございます。 言訳を申すじゃありませんが、以前だと....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
んが、川幅は広いけれども鴻の渡るを見て北條の軍勢が浅瀬を渡って、桜ヶ陣より一時に
取詰めた処から、かゝる名城も忽ちにして落城したというが、時節だのう、其の日は恰ど....
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
と腹が立つのでは有りませんが、妹《いもと》が可愛い紛れに荒い意見をいうと、お累は
取詰めて来まして癪《しゃく》を起し、
累「ウーン」
と虚空を掴んで横にぱった....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
を顧み、 「小森殿、小森殿」 と呼びました。 エッサエッサという裸虫は両方から
取詰めて、がんりきの百蔵は、正面をきって彼等を待ち受けるよりほかは身動きのならぬ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
と川原だけで、そうして、両岸の竹槍と竹槍とが、対陣の形によって、おのおの両方から
取詰めて行っていることを米友が明らかに認めました。 「なあーんだ」 と、それを知....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
》に集まった連中は、直ちに川原へ駆けつけて、怖々《こわごわ》とそれを遠巻きにして
取詰めて行くあんばいで、頓《とみ》には取押えようとはしません。
「寒いことざえ、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
して、例の青嵐の親分にお手紙のところをお手渡し申しますてえと、そこへもはや一揆が
取詰めて来ようという形勢で、このままに捨てて置けば、この山寨は残らず占領の、家財....
「斬られの仙太」より 著者:三好十郎
昭公お木像の揚輿を真中にひっぱさんでさ、銃《つつ》、槍、長刀、馬轎、長棹ギッシリ
取詰めてエイエイ声で押出して行った時あ、俺も行きたくってウズウズしたあ。何でも街....
「天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
昭公お木像の揚輿を真中にひっぱさんでさ、銃《つつ》、槍、長刀、馬轎、長棹ギッシリ
取詰めてエイエイ声を押出して行った時ぁ俺も行きたくってウズウズしたあ。何でも街道....