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「受合い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

受合いの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
ければなりませんそうでございます」 文「フム、それでは四十金で必ず治ると医者が受合いましたかえ、それじゃア爰《こゝ》に四十金持合せがありますから、これをお前さ....
行人」より 著者:夏目漱石
、機会があったら姉さんにとくと腹の中を聞いて見る気でいたんですから、それだけなら受合いましょう。もうじき東京へ帰るでしょうから」 「じゃそれを明日《あした》やっ....
道草」より 著者:夏目漱石
《たち》であった。ただ他《ひと》から頭を下げて頼まれるのが嬉《うれ》しくって物を受合いたがる彼は、頼み方が気に入らないと容易に動かなかった。 「しかしこんだの事....
琴のそら音」より 著者:夏目漱石
ますから明朝《みょうあさ》四谷へ行って御覧遊ばせ、きっと何か御座いますよ、婆やが受合いますから」 「きっと何かあっちゃ厭《いや》だな。どうか工夫はあるまいか」 ....
血の文字」より 著者:黒岩涙香
朝私しが死骸を見出した時まで誰も老人の室へ這入ッた者の無いのは確かです夫は私しが受合います」 読者よ是だけの証言を聞き余は驚かざる可き乎、余は実に仰天したり、....
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
い、宜しい/\、来たらお知らせなさい」 竹「何卒願います」 と少し憤った気味で受合いましたから、大きにお竹も力に思って、床を展って臥りました、和尚さまは枕に就....
仇討たれ戯作」より 著者:林不忘
劣な敵討物を騒ぐだけでもそこらのことはよくわかります。調子を低《さ》げれば大当り受合いだと思いますがな。」 「おのれから低めてかかってどうして半人なり一人なりに....
敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
て置くだ、二人で行っても屹度先方に斬られもんだ、よしんば斬られんでも怪我アするは受合いだアから、何んな事が有っても己を待ってる様に云うだ、婆様何故遣ったゞえ」 ....
一つの愛情」より 著者:豊島与志雄
箱、運送店からお送り申上げました。十四五日もかかるとのこと、そして完全に着くとは受合いかねると、頼りないこと申しました。私は悲しくなりました。 ―――― 先....
株式仲買店々員」より 著者:ドイルアーサー・コナン
しをとることが出来るんです。そして正直の所、これがあなたの俸給より多くなることは受合いです」 「けれど私は鉄器類のことについては何も知りませんよ」 「しようがな....
女侠伝」より 著者:岡本綺堂
かった彼が、その名声も俄かにあがって、李香が包孝粛を出しさえすれば大入りはきっと受合いということになったのだから偉いものさ。こうして三、四年を送るあいだに、彼は....
番町皿屋敷」より 著者:岡本綺堂
よく知っておらるる。この伯母が頼みますとひと言いうたらきっと合点、それはわたしが受合います。どうじゃな」 この返事が一生の瀬戸である。お菊は息もしないでじっと....
歴史的探偵小説の興味」より 著者:小酒井不木
森下雨村氏から歴史的探偵小説に就て何か書かないかといわれて、はい、よろしいと易受合いをしたものの、さて書こうと思うと何にも書けない。これが犯罪学に関したことな....
勘平の死」より 著者:岡本綺堂
安心していなさるがいい。 文字清 大丈夫でしょうか。 半七 大丈夫だよ。 文字清受合いますか。 半七 受合うよ。 文字清 そんならいっそすぐに行ってください。 ....
機密の魅惑」より 著者:大倉燁子
り助かる道はありません、どうぞ助けて下さいませ』 そう云われても、おいそれと安受合いに承知するわけにも参らないので、どうしたらいいかと思って居りました。という....