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「受禅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

受禅の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
お生れになり、通親の土御門邸が里内裏になるという形である。建久九年に土御門天皇が受禅されると、通親は外舅として勢力を得、内大臣に昇り、後鳥羽上皇の院別当となって....
三国志」より 著者:吉川英治
眼を細めて、 「司徒王允は、何といっておるかの」 「王司徒は、よろこびに堪えず、受禅台を築いて、早くも、太師の即位を、お待ちしているふうです」 「そんなに早く事....
三国志」より 著者:吉川英治
めよ、という啓示にほかならぬものである。よろしく魏王にすすめ、漢帝に説き奉らせて受禅の大革を行うべきである」 と、勝手な理窟をつけて、しかも帝位を魏に奪う大陰....
私本太平記」より 著者:吉川英治
法皇も、時をおわすれ顔で、まことに御父子のおん仲でこそと見えた。 「主上には、ご受禅(み位をうける)の後は、政務のひまにも、講書の勉め、詩文の会など、ひたぶる御....
私本太平記」より 著者:吉川英治
理窟をつけてついに、北朝の後光厳天皇として、践祚を見るにいたったものだった。 「受禅(皇位譲渡の式)もなく、上皇の詔もなく、また神器もここにありませんが、尊氏は....