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受箱
「受箱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
受箱の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「悶悶日記」より 著者:太宰治
月 日。 郵便
受箱に、生きている蛇を投げ入れていった人がある。憤怒。日に二十度、わが家の郵便受....
「殺人鬼」より 著者:浜尾四郎
の手紙を郵送しておいて秋川邸にかけつけた。門の所で、執事をさきに中に行かせ、郵便
受箱に、自分宛、僕宛、秋川駿三宛のさつきの脅迫状を投げこんだのだ。これで、あの日....
「三月八日は女の日だ」より 著者:宮本百合子
ぐり送られてきた。最前列の女が席を立ってそれを舞台の上、演壇の下に出されてる投書
受箱へ入れてきた。 ――タワーリシチ! 今夜盛大な第十回世界無産婦人デーの夕を....
「このごろの人気」より 著者:宮本百合子
四五日前のある夜十時頃、机に向っていると外でうちの名を呼ぶ男の声がした。速達だろうと思った。郵便
受箱へ入れておいて下さいというつもりで高窓をあけたら、タオル寝間着の若い男のひと....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
今日は今日はと思っていたのよ、カタンカタンとガラスをあげたりおろしたりして、度々
受箱を見ていたのよ、でも来やしない。
二十日からきょうまでに「行人について」(....