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受賞
「受賞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
受賞の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「もの思う葦」より 著者:太宰治
加えて、世間に発表された。人おのおの、不抜の自尊心のほどを、思いたまえ。しかるに
受賞者の作品を一読するに及び、告白すれば、私、ひそかに安堵した。私は敗北しなかっ....
「イタリー芸術に在る一つの問題」より 著者:宮本百合子
先達《せんだっ》て「リビヤ白騎隊」というイタリー映画の試写を観る機会を得た。原作はフランスのジョセフ・ペイレのゴンクール
受賞作品だそうで、ファッショ紀元十五年度のムッソリーニ賞杯獲得映画である。筋は単....
「今日の文学と文学賞」より 著者:宮本百合子
て、決められた形であった。当時の文学のありようから、真の新進、精鋭は見出し難く、
受賞の範囲は、それぞれの作家の若々しい未来を鼓舞し祝福する方向に赴かず、寧ろ、多....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
出版文化賞の選定がされた。一九四七年度毎日文化賞として左の書籍の著者及び出版社が
受賞した。
受賞図書 著者 出版元 入会の研究 ....
「「人間関係方面の成果」」より 著者:宮本百合子
た。ラルフ・バンチ博士はパレスチナ紛争調停の功によって、黒人として初のノーベル賞
受賞者である。 バンチ博士の話の中で次の数行に関心をひかれた人は少くないだろう....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
本一清博士、神田茂氏など、斯界の権威が相当に多い。 理論物理学に於ては、あまり
受賞的業績がない。古くは故日下部四郎太博士の『力学研究』や、石原純博士の『相対性....
「雑記(Ⅰ)」より 著者:寺田寅彦
という。何事かと思って出てみると、国際電報によって昨年度と今年度のノーベル賞金の
受賞者の名前の報知が届いた、その一人はアインシュタインで、もう一人はコーペンハー....
「文学に於ける構想力」より 著者:豊島与志雄
の文学作品とは如何なるものを指すかに在る。 戦時中にも種々の文学賞は存続した。
受賞作品の詮衡に於て、一部に日本的文学の伝統が説かれた。この日本的ということにつ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
叫んだ。「汝は今より大佐であり、男爵であり、レジオン・ドンヌール勲章のオフィシエ
受賞者だぞ。」ポンメルシーは答えた。「陛下、やがて寡婦たるべき妻のために御礼を申....
「俳優と現代人の生活(対話Ⅴ)」より 著者:岸田国士
わせると多少物足らない所がある。それは田村君自身も十分わかつて、この間の芸術賞の
受賞式の時のあいさつで言つていたそうですが……もう少し荒々しい、たくましい、のび....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
西新舞踊の明星である。 村田※子 デザイナー。昨年度全国コンクールで総理大臣賞
受賞。まだ二十一、二だろうね。日本的な人材であろう。 佐々木雅子 このお嬢さん....
「回想録」より 著者:高村光太郎
ったこともあるし、聞きながら憤慨を禁じ得なかったことも少くない。彫刻界や美術界の
受賞の掛引きなど、なかなか弟子達の間にあって、金賞、銀賞の振合がどうだとか、此度....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
|武澄は肥前守。 また、末弟の武敏は掃部助に。 というふうに、一族みな任官、
受賞の栄に浴した。 当然、これには亡き寂阿の忠死もあずかって勧賞の考慮にいれら....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
けば、その子もいなかへは帰らなかった。 近来、じつに会が多い。 出版記念会、
受賞祝いの会、追悼会。吉日にはまた結婚式などもかさなり合う。そのてん、うちの近所....
「親鸞聖人について」より 著者:吉川英治
思うのです。 フランスのリシェ(注=シャルル・リシェ。生理学者、ノーベル医学賞
受賞)という人が、第一次大戦後に出しました「人間愚かなるもの」という本があります....