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「叙位〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

叙位の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
を喜ばすと同時に己らの品位をば保ち得るものと思ったのである。したがって武人の任官叙位の標準が鎌倉時代よりも高まったとて、公家がよく多く武家を尊敬したという証拠に....
尊攘戦略史」より 著者:服部之総
へ、翌《あく》る文久四年(元治《げんじ》元)正月将軍は再び上洛し、右大臣従一位の叙位をうけ、朝廷に十五万俵を献じ「公武一和顕然」たるものだった。二月の綸旨《りん....
私本太平記」より 著者:吉川英治
具行は、はじめて涙をたれた。 「もし、助かったら、他日、恩賞の日、其許を武将の叙位の第一に推挙しよう。ああなにやら、濶然と、闇がひらけて来たような。……道誉、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
いた。後醍醐は御簾のうちに、忠顕と行房が、外の左右に侍坐していて。 「追っては、叙位の恩命もくだされようが、こうなったのは、一にそちの忠勤にあるとのおぼしめしか....
私本太平記」より 著者:吉川英治
の治世とは違う。そちならではと、思っておるぞ」 「御諚、身に余ります」 「長通、叙位を申しわたせ」 「は」 右大臣|久我長通が、すすんで彼へ辞令をさずけた。先....