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「叙景文〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

叙景文の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
創作家の態度」より 著者:夏目漱石
写したりするんで、小説とか戯曲とかの部類に編入したり。あるいは静物を模写するんで叙景文と号するような分類法であります。この分類になると多少細かになりますから、詩....
上野」より 著者:永井荷風
津から本郷に面するあたりは殊にさびしく、通行の人も途絶えがちであった。ここに雁の叙景文を摘録すれば、「其頃は根津に通ずる小溝から、今三人の立つてゐる汀まで、一面....
夏の町」より 著者:永井荷風
、教科書の間に隠した『梅暦《うめごよみ》』や小三《こさん》金五郎《きんごろう》の叙景文をば目《ま》の当《あた》りに見る川筋の実景に対照させて喜んだ事も度々であっ....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
うことは驚くべき事実であった。 『枕草紙』にけざやかにあらわれた感覚的な絵画的な叙景文や、ものを「をかし」と感ずる随想は、たしかに新文学の発生であった。しかしこ....
文章を作る人々の根本用意」より 著者:小川未明
用のための文書、書簡、報道記事等も文章であれば、自己の満足を主とする紀行文、抒情叙景文、論文等も文章である。 こゝには主として後者即ち文学的味いを生命とする文....