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「叛乱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

叛乱の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
弘治二年十一月のことである。 更に異母兄に当る織田信広や、岩倉城主織田信安等の叛乱があったが、みな信長に平定せられた。 以上は皆同族の叛乱であるが、この外に....
反戦文学論」より 著者:黒島伝治
述べている。オビドマアニュの市街が敵軍に包囲され、そのうちに、攻防両軍の革命家が叛乱を起したため、ついに戦いが終了するのである。) レオ・トルストイ――「セバ....
光と風と夢」より 著者:中島敦
ようなものを佩《つ》けた男が訪ねて来た。アピア市の巡査ではない。所謂《いわゆる》叛乱者側(マターファ側の者をアピア政府の官吏は、そう呼ぶ。)の者だ。マリエからず....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
李自成と相|列んで、明朝の末期における有名の叛賊である。 彼が蜀の成都に拠って叛乱を起したときに、蜀王の府をもってわが居城としていたが、それは数百年来の古い建....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
、苅田《かった》郡、柴田郡、名取郡、宮城郡、黒川郡であって、黒川郡から先が一揆|叛乱地《はんらんち》になって居るのである。其間随分と長い路程であるが、政宗は理に....
シベリヤに近く」より 著者:里村欣三
うです。それに違いないのです。ボルシェビキイの戦術は、敵の軍隊に謀叛を起さしめ、叛乱せしめるのが得意なのです。彼奴等はその手段に乗せられているのです。そしてまん....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
のだ、というのである。その証拠にはエジプト・支那・印度・安南などの反ヨーロッパ的叛乱を見るがいい、と博士はいうのである。 処でこれ等アジア的叛乱様式に限って、....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
ないので、従って結果から見ても、結局において民衆そのものをああいうクーデター乃至叛乱的な形としては動かさなかったのである。 そしてその結果どうなったかといえば....
盈虚」より 著者:中島敦
では当時|范《はん》氏|中行《ちゅうこう》氏の乱で手を焼いていた。斉・衛の諸国が叛乱者の尻押をするので、容易に埒《らち》があかないのである。 晋に入った衛の太....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
ものを労働によって得ようという気には容易にならない。韃靼の年代記に目立った戦争や叛乱が何もない時には、その国内の平和と勤労とが、掠奪を目的とする小競合や相互の侵....
次郎物語」より 著者:下村湖人
しいよ。」 「ほんとうかい。」 「どうも、ほんとうらしいね。」 「すると、全くの叛乱じゃないか。」 「そんな風に思えるね。クーデターと言ったほうが適当かもしれん....
新西遊記」より 著者:久生十蘭
、トルケマダ(天才的な拷問の方法を案出した西班牙の宗教裁判判事)やアルベ(和蘭の叛乱者裁判で前例のない残酷な処刑を行なった)も及ばないような完璧さを示している。....
瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
ものはあるべからず。 或は西南の騒動は、一個の臣民たる西郷が正統の政府に対して叛乱を企てたるものに過ぎざれども、戊辰の変は京都の政府と江戸の政府と対立して恰も....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
をえなかった。他の作戦がすでに緒についていたのである。数カ月前からアイルランドで叛乱が湧きたっていたが、カトリックであるその叛乱軍を助けるために、フィリップが着....
革命の研究」より 著者:大杉栄
はこういうことがないのだ。そしてこれがその考えの臆病なわけなのだ。十九世紀の一揆叛乱の敗北したわけなのだ。 その目をうしろの方へ見はって新しい社会を建設するな....