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叛徒
「叛徒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
叛徒の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「光と風と夢」より 著者:中島敦
ィヴンスンの喜びの宴を以て、彼等は皆、政治的な機会と見做《みな》し、つまり、彼が
叛徒を糾合し、政府に対する新しい敵意を作上げようとしている、と考えたのである。彼....
「宝島」より 著者:佐々木直次郎
え出来なかったろう。事態は白昼のように明かだったのだ。シルヴァーは船長で、有勢な
叛徒の船員を部下に有しているのだ。実直な水夫というのは――そして私は間もなく船中....
「雑記帳より(Ⅰ)」より 著者:寺田寅彦
一 フランスの絵入雑誌を見ていると、モロッコ地方の
叛徒の討伐に関する写真ニュースが数々掲載されている。それらの写真の下にある説明の....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
って根こそざに破壊された村々を見た2)。彼は曰く、彼がこの国に滞在中の内乱で、『
叛徒はまずデムビアを荒廃に帰しはじめており、そして南方から西方に至る平原にある一....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
筑前から薩摩方面で、あなどりがたい猛威をふるい、畿内の近くでさえ、紀伊の飯盛山に
叛徒がこもって「世を前代に回せ」と騒ぎだしている。 考えてみると。 亡き執権....