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「叡感〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

叡感の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
と突いたらこの通り象は躯《からだ》が大きいが造作もなく殺さるるものをと言う、国王叡感斜めならず、即時彼を元帥と為《な》された、時に暴虎ありて国中を悩ますので王元....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
》が、宮中でもって輪鼓、手鞠等を興行したこともある。曲舞《くせまい》の児の上手を叡感あらせられて、扇を賜わった時に、実隆が仰せによって古歌を認めて与えたこともあ....
興津弥五右衛門の遺書」より 著者:森鴎外
城へ行幸遊ばされ妙解院殿へかの名香を御所望|有之すなわちこれを献ぜらるる、主上|叡感有りて「たぐひありと誰かはいはむ末※ふ秋より後のしら菊の花」と申す古歌の心に....
興津弥五右衛門の遺書(初稿)」より 著者:森鴎外
城へ行幸遊ばされ、妙解院殿へかの名香を御所望有之、すなわちこれを献ぜらる、主上|叡感有りて、「たぐひありと誰かはいはむ末※ふ秋より後のしら菊の花」と申す古歌の心....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
者は院をも合せて二十三人、定家は間もなく昇殿を許され、正四位下に叙された。百首を叡感あったためであった。翌建仁元年四十歳のとき、『千五百番歌合』のための百首を献....
私本太平記」より 著者:吉川英治
「それはさだめしよい御気散じになるであろ。道誉、そちの優しい計らいは、何かと、御叡感であらせられるぞ」 「いや、さまでには行き届きません。しかし隠岐への旅も、よ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
已ニ天誅ニ値ス ココニ至リ 累年ノ宸襟ヲ休ンゼンガ為 将ニ一挙ノ義兵ヲ起サントス叡感 尤モ深シ 抽賞何ゾ浅カラン 宜シク 早クニ 関東征伐ノ策ヲ運シ 静謐ノ功ヲ....