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「叡旨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

叡旨の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
いさぎよく位を避けて隠退しよう、一橋慶喜をあげて朝廷の命をきこう、ついては謹んで叡旨を奉じ豊後伊豆両人の登城は差し止めるがいい、それを言って将軍が奥へはいった時....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
の勅命をこうむったのは、一方に諸国の情実を問い、万民塗炭の苦しみを救わせられたき叡旨であるぞ、と触れ出されたのもこの際である。 こんなふうに、新政府が地方人民....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
の勅命をこうむったのは、一方に諸国の情実を問い、万民塗炭の苦しみを救わせられたき叡旨であるぞと触れ出されたのもあの時であった。徳川支配地はもちろん、諸藩の領分に....
奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
倉に数日を費しては、還って諸人の煩となる、速かに発向然るべしという理由をもって、叡旨に反してついに七月十九日、頼朝自身出征の途に上ったのであった。そこで京都にお....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
んと強く認めなくてはならない。このようにして、『新古今集』風体の決定は後鳥羽院の叡旨に出たものであったことが判るのである。 『新古今集』の成立には、後鳥羽院のお....