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「口が重い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

口が重いの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
乞食学生」より 著者:太宰治
内する事にしているのである。私は、どういうわけだか、家に在る時には頗《すこぶ》る口が重い。ただ、まごまごしている。たまに私の家に訪れて来る友人は、すべて才あり学....
苦悩の年鑑」より 著者:太宰治
なじものか、と彼は尋ねた。そう思う、と私はもじもじしながら答えた。私はいったいに口が重い方であった。それでは僕と此の校長先生とは同じ人間でありながら、どうして給....
惜別」より 著者:太宰治
まわっていたものの、田舎の私の中学から医専に来たのは私ひとりで、それに私は、生来口が重い上に、ご存じの如くひどい田舎訛りなので、その新入生たちにまじって、冗談を....
初看板」より 著者:正岡容
もいいほうじゃなく、むしろいけないほうでしょうが、落語家には珍しくぶッきら棒で、口が重い。さらにもうひとつ、そのくせ、バカにそそっかしい。まあ、これだけです。さ....