口に針[語句情報] » 口に針

「口に針〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

口に針の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
結の口からも聞いている。現にこのあいだ、お広が倉田屋へ買物に行った時にも、女房は口に針を含んでいるような忌味を云った。それらの事情から考えると、倉田屋ではそれを....
現代小説展望」より 著者:豊島与志雄
、激浪のなかを彷徨した。見つけると、縄のように太い釣糸を投げた。餌は鰯を使った。口に針を引っかけた一丈に近い大魚は、釣糸を断ち切ろうとして、気狂のように波間を浮....