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口を付け
「口を付け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
口を付けの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ドナウ源流行」より 著者:斎藤茂吉
た。汀の草は冬がれて未だ芽ぶいていない。 流とそんなに近く歩いているから、直ぐ
口を付けて水を飲むことも出来る。然るに水は流れているように見えず、ただいっこくに....
「行人」より 著者:夏目漱石
》いでしまった。
「なぜそんな暗い所に一人で立っているんだい」と自分は彼女の耳へ
口を付けて聞いた。彼女はすぐ「なぜでも」と答えた。しかし自分がその返事に満足しな....
「彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
た。姉と妹はしばらくそこに並んで坐っていた。十分ばかりすると、千代子は百代の耳に
口を付けて、「百代さんあなた宵子さんの死顔を見て」と聞いた。百代は「ええ」と首肯....
「門」より 著者:夏目漱石
して不意と下りてしまうだけであった。前の御婆さんが八つぐらいになる孫娘の耳の所へ
口を付けて何か云っているのを、傍《そば》に見ていた三十|恰好《がっこう》の商家の....
「夢十夜」より 著者:夏目漱石
沢《つや》を眺めて、これでも死ぬのかと思った。それで、ねんごろに枕の傍《そば》へ
口を付けて、死ぬんじゃなかろうね、大丈夫だろうね、とまた聞き返した。すると女は黒....
「面積の厚み」より 著者:宮本百合子
ると認めた事に対しては、その結局は自分の極力拒むべき、悪のうちに流れ込むように水
口を付けられてあろうとも、殆ど盲目的に誘われてしまうのである。 彼女は、どうし....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
》に切捨てて正身《しょうみ》ばかりにします。その正身へ五寸おき位にナイフの先で切
口を付けて豚の脂肉《あぶらみ》の細く切ったのを一々刺し込んでありますがこれは略式....