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口を添える
「口を添える〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
口を添えるの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「丹下左膳」より 著者:林不忘
かと存じますが」 「事、権現様の御廟に関してまいります」 愚楽老人も、そばから
口を添えるのを、聞いていた吉宗公は、ややあって、 「ウム、みなまで言うにはおよば....
「陽炎座」より 著者:泉鏡花
。裸では不可えや、前垂を貸しとくれよ。誰か、」 「後生だってば、」 と青月代も
口を添える。 子守の娘はまた退った。 幼い達は妙にてれて、舞台の前で、土をい....
「駅夫日記」より 著者:白柳秀湖
」 「傷も案外浅くてね、医者も一週間ばかりで癒るだろうって言うんですよ」と細君が
口を添える。 「奥さん、今日は僕も関係者なんですよ」 「エ! どうして?」とポッ....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
惣平次が、訊き返した。 「爺《とっ》つぁん、百両だ。百両――。」 長五郎が
口を添えると、 「百両! ううむ、百両、か。」 と、呻いて、突如、真っ黒な恐怖....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
ん、もういけねえ。誰だか言いな。よう、すっぱりと吐き出しな。」 傍から味噌松も
口を添える。おみつは唇を噛んだ。間が続く。 と、この時、梯子段下の板間《いたの....