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口を濁す
「口を濁す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
になく真剣なのに、お吉はひそかに妙に思って、 「さあ、それは私にも……」 と、
口を濁すと、たたみかけて、 「知っているのだろう、え、お吉」 お米の眼が粘りこ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
も、 「なにせい、一座の仲間も大勢ですから、どう隠しても」 と、そこは藤夜叉も
口を濁す風なのである。 そもそも、右馬介は、初対面の初めから、あの婆娑羅大名の....