»
口を閉ざ
「口を閉ざ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
口を閉ざの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「偸盗」より 著者:芥川竜之介
うに、黙って、いらだたしく何度もうなずいた。が、猪熊《いのくま》のばばは、容易に
口を閉ざしそうなけしきもない。
「さっき、向こうの辻《つじ》で、太郎さんに会った....
「南極の怪事」より 著者:押川春浪
彼の意外なる大震動のために思わずその手を放し、蓋はふたたび落ちて以前のごとく昇降
口を閉ざせしならん、されど海賊が鉄槌にて打ち砕きし入口の破れ目はそのままにて、そ....
「仇討姉妹笠」より 著者:国枝史郎
は陥穽の中へ消えてしまった。と、下っていた陥穽の蓋が、自ずと上へ刎ね上り、陥穽の
口を閉ざしてしまった。 頼母が網行燈をひっさげて、座敷牢から立去った後は、闇と....
「天主閣の音」より 著者:国枝史郎
あった。 「しまった!」と老人は声を上げた。石段の方へ走って行った。 果たして
口を閉ざされていた。 「ううむ」と呻かざるを得なかった。「それにしても不思議だな....
「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」より 著者:佐々木直次郎
る、壊れかけたがらくた物で一杯になっていた。けれども、戸を開けただけで、幾年も入
口を閉ざしていたまるで莚のような蜘蛛の巣が落ちてきたので、それ以上搜してみても何....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
かご》の中に入れ、それから自分も後に続いてはい込み、石を並べ、元のとおり堅くその
口を閉ざした。
三人は蓆《むしろ》の上に横になった。
皆まだ小さくはあったが....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
りの網に包まれて、柳生|名物《めいぶつ》の茶壺、耳こけ猿が、ピッタリとその神秘の
口を閉ざし、黒く黙々とすわっている……のが、一瞬間、みなの眼に見えた。
だが。....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
際の大義に毫《ごう》も害することなくば、余が喋々《ちょうちょう》の議論をもやめ、
口を閉ざしてまた言わざるべし。天下の男子よろしくみずから顧みるべし。或る人またい....