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「口入れ屋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

口入れ屋の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
六月」より 著者:相馬泰三
―まあ、二ッちも三ッちもならなくなるまではこうしているさ。その先はどうにかなる。口入れ屋へでも何でも出かけるんだ」 曽根は、何だか自分もやろうとしていたことを....
放浪記(初出)」より 著者:林芙美子
白々とした上野にしょんぼり自分の影をふんで降りた。 どうしよう。 狂人じみた口入れ屋の高い広告灯が、難破船の信号みたように、ハタハタしていた。 「お望みは…....
酒徒漂泊」より 著者:佐藤垢石
い国であるから、そこまでは追っ手の手も届くまいと考えたからであった。 高知市で口入れ屋を尋ね、蕎麦屋の出前持ちを志願したけれど、戸籍謄本を持たないというので、....
みやこ鳥」より 著者:佐藤垢石
。夜逃げの身では、故郷から戸籍謄本を取り寄せるなど、思いも寄らなかったのである。口入れ屋の二階では、豆腐の糟に、臭い沢庵を幾日も食わせられた。 友人が大坂城の....