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口唱
「口唱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
口唱の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「母子叙情」より 著者:岡本かの子
時口にした巴里という言葉は、ほんの譫言に過ぎなかった。しかし譫言にもせよ、巴里と
口唱するからには、たしかに、よいところとは思っていたに違いなかった。或は貧しい青....
「茶屋知らず物語」より 著者:岡本かの子
ぶつ―― なむ きえ ほう―― なむ きえ そう―― それを自然にまぬて
口唱して居るうちに若い女たちは心の底から今までに覚えたことの無い明るい、しんみり....