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「口持〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

口持の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
草迷宮」より 著者:泉鏡花
どんな処でも歩行き廻ります考えで。いざ、と言や、投出して手を支くまでも、短刀を一口持っています――母の記念で、峠を越えます日の暮なんぞ、随分それがために気丈夫な....
樋口一葉」より 著者:長谷川時雨
らものや》を開いた時のことも書残してはならない。 ――夕刻より着類《きるい》三口持ちて本郷いせ屋にゆき、四円五十銭を得、紙類を少し仕入れ、他のものを二円ばかり....
錦紗」より 著者:犬田卯
たいのか。」 「ううん――」とお通はそれを否定した。「おれ、さっき、出るとき、蟇口持って出たっけかな、お母さん。」 「蟇口失くしたのか。」 「無えんだけどな、ど....