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口穢
「口穢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
口穢の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
。退がれ。早く行け、叱っ。」 彼は扇で床を叩き立てて、犬猫を追うように我が子を
口穢く追い退けた。小坂部ももう思い切った。いわゆる「論は無益」とはまことに今の場....
「大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
子は、ひどく憤慨したものである。 「いったい何んでえこの態は!」まず長男の県丸が
口穢く罵った。「六歌仙がどうしたというのだろう! 小町が物を云いもしめえ。とかく....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
冷遇されるに従って、いよいよ陣十郎は柄を悪くし、ますます庄右衛門や主水の剣法を、
口穢く罵った。そこでとうとう腹に据えかね、あの日庄右衛門は庭へ下り立ち、陣十郎と....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
し、やっつけ合い、咒いの言葉を浴びせ合った。 一軒の家では老いた夫婦が、互いに
口穢く詈っていた。と女房の鋭い爪が、良人の右の眼を刳り抜いた。 するとまた一軒....
「雁坂越」より 著者:幸田露伴
いらは食潰しの事は有りあしないじゃあないか。家の用だって随分たんとしているのに、
口穢く云われるのが真実に厭だよ。おまえの母さんはおいらが甲府へ逃げてしまって奉公....
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
敵同志だの鉄砲で打つのと云って」 早「私は下郎さ、お前はお侍の娘だろう、併し然う
口穢く云われゝば、私だって快くねえから、遺恨に思ってお前を鉄砲で打殺す心になった....
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
《どびゃくしょう》に用はないのだ、漸《や》っとサバ/\した」
と故意《わざ》と
口穢《くちぎたな》いことを云って、是から麹屋へ来て亭主に此の話をすると、
亭「....
「政談月の鏡」より 著者:三遊亭円朝
と》に入ってるから出しなよ、何《なん》だ利いた風な阿魔女《あまっちょ》だ」 と
口穢《くちぎた》なく罵《のゝし》るのを此方《こちら》は何を云われても只おど/\し....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ことにまでなるのは、お気の毒とは言いながら、よっぽどおめでたく出来ている殿様だと
口穢《くちぎたな》く罵る者もありました。殊に例の折助社会に至っては、こんなことは....
「渋谷家の始祖」より 著者:宮本百合子
を忘れずに、 「まあお若い方は、理屈っぽいこと、何でもない、ほんのお口直しか、お
口穢しでございますわ」 「そうですか――然し、奥さん、奥さんは、私がこんな作法を....
「何故の出兵か」より 著者:与謝野晶子
に眩惑されてはなりません。西部戦場での決戦さえまだ手を附けない独逸が、連合軍側が
口穢く言い過ぎるように如何に狂暴であるにしても、その武力を割いて西比利亜に及ぼし....