口縄[語句情報] » 口縄

「口縄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

口縄の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
薤露行」より 著者:夏目漱石
きわが胸の奥なる心遣《こころや》りなりき。囓《か》まるるとも螫《さ》さるるとも、口縄の朽ち果つるまでかくてあらんと思い定めたるに、あら悲し。薔薇の花の紅《くれな....
豚吉とヒョロ子」より 著者:三鳥山人
ンと一つなぐり付けますと、馬はパッと生き上りました。それを表に引き出して、細引で口縄をつけると、無茶先生が裸体《はだか》のまま鞄を持って一番先に乗ります。そのあ....
四つの都」より 著者:織田作之助
か持っているが、これらの坂もまた緑の中を縫うて登っているのである。例えば夕陽丘の口縄(クチナワと読む)坂がそれである。夕陽丘は名の如く静かな少女好みの町であるが....