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口舌の雄
「口舌の雄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
口舌の雄の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「今昔茶話」より 著者:国枝史郎
った。 六国を亡ぼしたのは、秦では無くて、成上がり者の、法螺吹きの、便乗家の、
口舌の雄ばかりで真理の把持者で無い蘇秦と張儀という縦横家だったのである。 H・....
「三国志」より 著者:吉川英治
している。終始、黙然と微笑をふくんで。 馬謖は思い出していた。むかし季布という
口舌の雄が、漢の高祖を陣頭で論破し、ついにその兵を破り去った例がある。――王朗の....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
ねると、例の開け放しなことばで、 「いや、自分はよく口ぐせに、お汝を称めるとき、
口舌の雄とか、三寸不爛の剣を持つ謀士だとか、軽々しくいっていたが、先頃、上月城を....