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「口語体〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

口語体の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ルバイヤート」より 著者:小川亮作
が(解説二、「ルバイヤートについて」の項参照)、その後|佐藤春夫氏のすすめにより口語体に改めた。同氏の御親切に対して深謝するものである。なお挿絵は小林孔氏に負う....
空車」より 著者:森鴎外
して仮りに古言を引き離して今体文に用いたらどうであろう。極端な例をいえば、これを口語体の文に用いたらどうであろう。 文章を愛好する人はこれを見て、必ずや憤慨す....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
、一葉の心情の肉体的曲線そのものが、その一つ前時代の雅俗折衷にあったので、例えば口語体でかかれているただ一つの短篇「この子」をみても、それは考えられると思う。「....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
の論旨と可なり直接な連関のあることでなければならぬ。――それから、文語を用いるか口語体を用いるか、文語体にしても漢文体か擬古文体か、口語体にしても話し言葉風のも....
教育の民主主義化を要求す」より 著者:与謝野晶子
。 国語に対する私のこの見解が承認して頂けるならば、普通教育における国語は専ら口語体のみを課すべきであると思います。口語体は現在の国民の思想感情を最も明確に表....
行方不明の処女作」より 著者:宮本百合子
ことであったか。今はっきり思い出せないが、私はそれを真似て、西鶴の永代蔵の何かを口語体に書き直し、表紙をつけ、綴じて大切に眺めたりした覚がある。 小学校六年の....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
行三行のものさえ書けない。仮名交りの漢文でさえもやはりむつかしい。しかるに最近は口語体の文章が一般に流行するので、それはいつの間にか書き覚えて、今ではどうかこう....
田舎医師の子」より 著者:相馬泰三
ゲーテの詩の数句が引かれてあったりした。 彼は、明快を主とするのゆえをもって、口語体が一番良いと云った。それに対して彼の父はあくまでも漢文口調の文体を主張した....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ったわけを誌している。内容は、柳生流三学から説いて、自己の見解と、剣禅の境地を、口語体交じりに書いているのであるが、大祖父の石舟斎のことを、おじいがこういった、....
書物を愛する道」より 著者:柳田国男
がまじると写本はもとより、親や祖父母の手紙までが読めなくなるのと同じである。所謂口語体が奨励せられ出してから、この障壁は一段と高くなった。殊に書名によって内容を....