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口重い
「口重い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
口重いの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旅愁」より 著者:横光利一
から始終眺めた景色らしいな。」と矢代は絵に対ったまま云った。
佐佐は「うむ」と
口重い笑顔で頷いて、自作と再会した嬉しさを白い歯に見せ、椅子にかけてもまだ絵から....
「源氏物語」より 著者:紫式部
あるからと思い続け、小宰相にも自殺する目的のあった人だったとは言いだすことにまだ
口重い気がして薫はならない。 「まだ今日さえ不審の晴れない人のことに似た話ですね....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
杉の認識をそのままうけて自分を見ているのだ。武蔵は、いい知れない淋しさと、生来の
口重い気質に暗くなって、ただうつ向いていた。 さすがに気の毒になったとみえ、叔....