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古今調
「古今調〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
古今調の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
であるのみならず、後世新古今時代に発達した、名詞止めの歌調が此歌に既にあって、新
古今調と違った、重厚なゆらぎを有っているのに目を留めたゆえであった。なお、巻十九....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
の銘記すべき歴史の感情として灯の明るさを溢れ出させたでしょうか。三好達治の商売的
古今調もこの粛然として深い情感に対しては、さすがよく筆を舞わすことが出来ますまい....
「余裕のことなど」より 著者:伊丹万作
鉦や太鼓で探しても源太は寥々として虚しい。 いつてみれば源太は万葉調で四郎は新
古今調だ。 四郎型が二枚目にしたてられて主人公となる世界においては源太型は常に....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
である 九 老いたる定家、歌に対する見識の変化、世間的幸運 十 『新勅撰集』、新
古今調からの離脱、世襲の芸道の建立、有心、歌における「詩」の喪失の警告、「詩」を....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
とか、 「わしが茶を教えてやる」 とか、 「和歌をやるか。では、わしにもすこし
古今調を手ほどきしてくれい。万葉もよいが、いっそこう侘びた草庵の主になってみると....