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古伊万里
「古伊万里〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
古伊万里の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一夜」より 著者:夏目漱石
くは首と首を合せて何かささやき合えるようであったが、このたびは女の方へは向わず、
古伊万里《こいまり》の菓子皿を端《はじ》まで同行して、ここで右と左へ分れる。三人....
「日記」より 著者:宮本百合子
だそうだけれども随分皮肉な人らしい。あのあごの山羊髭が皮肉なのだ。柿右衛門鍋島、
古伊万里は好い、が九谷はどこと云うことなしに俗なものだ。夜 parents の間....
「増長天王」より 著者:吉川英治
得た、増長天王二尺|余の像である。 久米一は元より柿右衛門の神経質な作を嫌い、
古伊万里の老成ぶったのはなおとらなかった。で、この増長天王にあらん限りの華麗と熱....
「ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
灰の中にぴかぴかと陽を反射している皿、茶わんのかけらである。白い地に色あざやかに
古伊万里の赤絵がそのまま浮かんでいるのも痛々しい。九谷の盛りばちがピシリ二つに割....