古切れ[語句情報] » 古切れ

「古切れ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

古切れの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
めでたき風景」より 著者:小出楢重
三〇年の海は泳げません。 しかしながら彼女らの新鮮なる裸身はこんとんとして残る古切れ類やわけのわからない軽便服や、夏だけのアッパッパ、冬のマガレットオーバー等....
赤いくつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
年よりのくつ屋のおかみさんが住んでいました。そのおかみさんはせっせと赤いらしゃの古切れをぬって、ちいさなくつを、一足こしらえてくれていました。このくつはずいぶん....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
なくなり、したがって得にくくまた高くなったということである。そのかわりに木綿布の古切れを何枚も合わせて、それを雑巾よりも細かく堅く刺して、麻布のかわりに上覆いに....
母の手毬歌」より 著者:柳田国男
手を通す紐をつけ、それも肩にくい込むのをふせぐために、その部分の紐をひろく、布の古切れで織ったものを使いはじめたからである。それで土地によっては連尺を背負子の手....