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「古史伝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

古史伝の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
癪《しゃく》に障《さわ》る男だと主人が思う。 「此際吾人西洋の事情に通ずる者が古史伝説を考究し、既に廃絶せる秘法を発見し、之を明治の社会に応用致し候わば所謂《....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
先輩を数えることができる。その中には、篤胤大人|畢生の大著でまだ世に出なかった『古史伝』三十一巻の上木を思い立つ座光寺の北原稲雄のような人がある。古学研究の筵を....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
清内路とは半蔵が同門の先輩原|信好の住む地であり、座光寺とは平田|大人の遺書『古史伝』三十二巻の上木に主となって尽力している先輩北原稲雄の住む村である。お触れ....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
那の山吹村に訪い、そこに安置せられた国学四大人の御霊代を拝し、なお、故翁の遺著『古史伝』の上木頒布と稿本全部の保管とに尽力してくれた伊那の諸門人の骨折りをねぎら....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
ぶん広く行なわれましたね。ところが君、その結果は、というと、何が『古事記伝』や『古史伝』を著わした人たちの真意かもよくわからないうちに、みんな素通りだ。いくら、....