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古址
「古址〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
古址の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
四年の夏、クレート島のハギオイ・デカ(Hagioi Deka)なるゴルチーン市の
古址においてレートホイズ河から引いた水車溝の中に、偶然にも古文字の彫刻してある壁....
「深川の散歩」より 著者:永井荷風
く中洲の岸から清洲橋を渡りかけた時、向に見える万年橋のほとりには、かつて芭蕉庵の
古址《こし》と、柾木稲荷《まっさきいなり》の社《やしろ》とが残っていたが、震災後....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
も、忠利は、彼にたいして、座席は大組頭の格として、居宅は、本丸の丘のすぐ前にある
古址千葉城の邸を以て、彼を迎えた。 破格な優遇といってよく、ために、多少、藩内....
「『西遊記』の夢」より 著者:中谷宇吉郎
って、発掘個所の意味を推定しては、次の発掘にとりかかっているのである。 ニヤの
古址《こし》では、沢山の木簡が採集された。それは印度古代のカロシチー文字であった....