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古学
「古学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
古学の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「千年後の世界」より 著者:海野十三
、なんとおっしゃるのですか」 「わたしのことですか。わたしはハバロフスク大学の考
古学主任教授のチタです」 「えっ、主任教授! 失礼ながらそんな若さで、主任教授と....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
よる――現今の美術に対する表面的の熱狂は真の感じに根拠をおいていない――美術と考
古学の混同――われわれは人生の美しいものを破壊することによって美術を破壊している....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
その右肩を斜めに截った所が、実に深遠な意味を含んでいるんだよ。無論算哲博士に、考
古学の造詣がなけりゃ問題にはしないけれども、この形と符合するものが、ナルマー・メ....
「海底都市」より 著者:海野十三
力などといういろいろな事柄《ことがら》を研究する材料になることですね。それなら考
古学者《こうこがくしゃ》が欲しいというかもしれません」 「ははあ、考
古学者ですか....
「恐竜島」より 著者:海野十三
ことに、だれも異存《いぞん》はなかった。 ツルガ博士《はかせ》。これは熱心な考
古学者であった。しかし貧乏な人で、パリの一隅《いちぐう》に研究室を持っていた。 ....
「天馬」より 著者:金史良
文句を先から思い出してそれで頭が一杯だったのである。「少くとも地理的にみても、考
古学的にみても、それから人類学的にみても、即ちアントロポロジー的にみても、生物学....
「土俗玩具の話」より 著者:淡島寒月
向を有するのである。されば玩具や人形は、単に無智なる幼少年の娯楽物に非ずして、考
古学人類学の研究資料とも見るべきものである。茲において我が地方的玩具の保護や製作....
「中支遊記」より 著者:上村松園
と彫っている大きな玉板であるとか、あまり風懐に富んでもいない石仏とか、いずれは考
古学上にはそれぞれ由緒あるものであろうが、おかしな言い方であるが、妙に重いもの、....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
うは思わない。 人によっては、よく東洋の哲学を研究しないで、東洋の哲学は単に考
古学的、文献学的の価値よりほかにないとしてかえりみないようであるが、それはよく東....
「武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
たりとの事実を提供して、廻り遠き説明を下すを要せざるに似たり。 坪井博士は『考
古学雑誌』(第四巻第三号)に「蝦夷考」を発表せられ、 タケル(梟師)が遂に尊称....
「「日本民族」とは何ぞや」より 著者:喜田貞吉
、そこには種々雑多の異民族の、混淆共棲の事実を否定する事が出来ぬ。それはただに考
古学者や、人類学者・土俗学者・社会学者等が、その専門学的見地よりこれを立証するの....
「火葬と大蔵」より 著者:喜田貞吉
に見えている。臣僚庶民の間においても無論これが行われたのに相違なく、その事実は考
古学上からも或る程度までは立証せられるのみならず、霊異記を見ると、奈良朝から平安....
「法隆寺再建非再建論の回顧」より 著者:喜田貞吉
ての立場から実地について調査を重ねられ、「法隆寺建築論」と題する精緻なる研究を考
古学会雑誌上に発表せられた。ついで三十一年にはそれが東大工科大学紀要となり、同君....
「本州における蝦夷の末路」より 著者:喜田貞吉
の関係の明らかならぬのも、実際やむをえぬ次第でありました。 我が国で人類学、考
古学の、やや具体的に研究される様になりましたのは、何と申しても故坪井正五郎先生を....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
だアイヌ系統の民族の性質も受けておれば、至って淡泊な、アッサリとコテづかない、考
古学上に所謂弥生式系統の民族の性質をも受けついでいる。かくてその優良なるものが残....