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「古宮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

古宮の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
さ小舎人《ことねり》ててにや/\」てふ古謡を臆《おも》い起し、寧楽《なら》・平安古宮廷の盛時を眼前に見る心地して、水ばなとともに散り掛かるプラタヌスの下に空腹な....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
この辺一帯がその町なのである。 よろめいて立つ塔婆の並列。家々の窓から覗く土耳古宮廷妾と王公側室と回教女。何と貧しい淫楽の巷であろう! 植民地兵営の喫煙室みた....
源氏物語」より 著者:紫式部
た。河風も当代の親王、古親王の隔てを見せず吹き通うのであったから、南の岸の楽音は古宮家の人の耳を喜ばせた。 迎えの勅使として藤大納言が来たほかにまた無数にまい....
高千穂に思う」より 著者:豊島与志雄
高千穂河原という。 高千穂河原とは、往昔、高千穂噴火によって焼失した霧島神宮の古宮址なのである。今はこの古宮址の上手に、古式の祭壇が設けられている。石段を上っ....
沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
す。今も手紙に書きました通り回鶻人は土耳古民族の最初の祖先なのでございます。土耳古宮廷にいるほどの者は必ず回鶻語の初歩ぐらいは大概読めるのでございます。羊皮紙に....
壁の眼の怪」より 著者:江見水蔭
が、この事を口外致すな」勝国手は考え込んでいた。 すると、捜索隊の一人が、山の古宮の境内の青萱の中から拾ったとて、美濃横綴じの手帳を持って来た。云うまでもなく....