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「古徳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

古徳の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
運命」より 著者:幸田露伴
すに忍びんや、 禽の籠に囚はるゝを作すを肯ぜんや。 三たび登ると 九たび到ると、古徳と与に同じうせんと欲す。 去年は 淮楚に客たりき、 今は往かんとす 浙水の東....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
か。知識は至らずとも、信仰は至るものでございます――起信論の終りに念仏を説かれた古徳の到れり尽せる御親切のほどを思うと、投地礼拝して感泣するよりほかはございませ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
を拵《こしら》えてくれたから、少し食ったあとは礼に二人に振舞った。それよりおれも古徳利を見つけ、毎日毎日、もらった米、麦、引割をその徳利にて煮て食ったから、困ら....