古振り[語句情報] »
古振り
「古振り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
古振りの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「寛永武道鑑」より 著者:直木三十五
しら》えるものだ。お前なぞ、その肚が、一番に出来とらんぞ」 半兵衛は、荒木の稽
古振りが判るような気がした。甚左衛門は、己の腕をたのんで、敵を知ろうとしないが、....
「煩悩秘文書」より 著者:林不忘
、千浪の顔にこの言葉を吐きかけて、千浪を泣かせ自らも苦しんだものだったが。 稽
古振りまで、がらり違ってきて、竹刀の先が火を噴くような激しさ、荒さ。 それは弟....
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
る。 翁の晩年の弟子の中で最も嘱望されていたのは斎田惟成氏であった。この人の稽
古振りや能の舞いぶりを筆者は在京中であったために、あまり見ていなかったが、よほど....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
稽古を始めだした。稽古といっても口写しの噺の稽古のほかのおよそ厳しい仮借のない稽
古振りなのだった。 まずそのひとつ――。 「エー一席申し上げます。エー手前のと....