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古文学
「古文学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
古文学の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
た。資性温順の上に、天成の麗質であったが、厳粛なる家庭教育の下に人となり、ことに
古文学および近世語に熟達しておった。一八二○年、当時弁護士であったジョン・オース....
「灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
に参考する事は無いが、外国書籍の知識を得る為めには絶好の資料であった。我々が外国
古文学又は特殊の書籍又は稀覯書等に就て知らんとするに方って普通の目録や書籍歴史で....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
を垂れ加え糞するごとに必ずこれを嗅《か》ぐと。かつて一八〇四年ミナルノ版『伊太利
古文学全集《クラスシチ・イタリヤ》』に収めある十五、六世紀の物に、人が大便したら....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
がら全く尾のない猴が住んでいたが、十年ほど前流行病で全滅した。そんなこと故欧州の
古文学や、里譚《りだん》、俗説に猴の話がめっきり見えぬは、あたかも日本の書物、口....
「再び科学的精神について」より 著者:戸坂潤
は多少の批判と実証的研究が必ず行なわれる。始皇焚書後の漢代に於ける今文学に対する
古文学の功績の如きがそうだが、併しヨーロッパの文芸復興となれば、それ自身すでに「....
「日記」より 著者:宮本百合子
まざと目に来る――美だから、それが生き通じるのではあるまいか、斯う思って見ると、
古文学の価値が、自分にも味われる。目下のつまらない雑誌小説より、少くとも、来月一....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
にアラビア、インド等の新文物に接し、これをその国に伝来し、加うるに当時ギリシアの
古文学再興せるをもって、新旧相合して文明の新元素を醸成するに至れり。これ、すなわ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
科これなく、ただアーツの科目の下にて論理学、哲学を兼修するに過ぎず。 アーツ科(
古文学、歴史学、論理学および哲学、数学、近世語学) 右の諸学を、一年を限りまた....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
その解説の一つの方向を指そうとするのみである。俳諧または誹諧という言葉は、日本の
古文学の中にも見えている。そうして勿論支那からの輸入であるが、この語この文字をあ....