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「古格〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

古格の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
油絵新技法」より 著者:小出楢重
の初めにおける高橋|由一、川村清雄、あるいは原田直次郎等の絵を見ても如何に西洋の古格を模しているかがわかる。あの様式がそのまま日本で発達し成長していたならば、日....
三つの挿話」より 著者:堀辰雄
をこしらえて、そこに娘たちの生花を並べようというので、さっきから白髯の師匠や代稽古格《だいげいこかく》の弘の母などに見てもらいながら、娘たちは大騒ぎをして花を活....
曙覧の歌」より 著者:正岡子規
向を詠みたるものすなわち『万葉』なり。曙覧が新言語を用い新趣味を詠じ毫《ごう》も古格旧例に拘泥せざりしは、なかなかに『万葉』の精神を得たるものにして、『古今集』....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
ます。好んで栗の材を用います。黒沢尻あたりでも見かけましたが、形が一番立派でかつ古格があるのは胆沢郡|衣川村|増沢のものであります。歯が下に張っているもので、こ....
民芸とは何か」より 著者:柳宗悦
な建物ではなく、範を民家にとったのです。それも小さな貧しい粗末な室なのです。今も古格を保つ田舎家は美しい。あの納屋や、水肥小屋や、または井桁の小窓があけてある便....