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古楽
「古楽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
古楽の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
か。御神木の拗の木とは何百年ぐらいたっているか。一の宮に特殊な神事という鶏毛打の
古楽にはどのくらいの氏子が出て、どんな衣裳をつけて、どんな鉦と太鼓を打ち鳴らすか....
「朱絃舎浜子」より 著者:長谷川時雨
へ、上って、作曲するだけが楽しみであり、生きている気がする。」 彼女の研究は、
古楽《こがく》に、洋楽に、学問の方もますます深まっているようだった。何か素晴しい....
「十五年」より 著者:山本実彦
私は、この人は東洋のさびもわかる人である、とも思った。お能を見たとき、伶人の
古楽をたのしみきいたとき、その批評がなかなか堂に入ったものであった。『改造』の十....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
く。これらの歌舞が一わたりすむと、その次が唐及び高麗の舞楽である。演奏の順序は唐
古楽一舞、唐散楽一舞、林邑楽三舞、高麗楽一舞、唐中楽一舞、唐女舞一舞施袴二十人、....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
武蔵の耳をいたく刺戟したのは、その風の間に流れて来た――笙と篳篥と笛とを合奏せた
古楽の調べであった。 さらになお、耳をすますと、その奏でのうちに、やさしい童女....
「三国志」より 著者:吉川英治
、客もみな心をゆるし、相府直属の楽士が奏する勇壮な音楽などに陶酔して、 「宮中の
古楽もよいが、さすがに相府の楽士の譜は新味があるし、哀調がありませんな。なんだか....